2020年3月15日日曜日

紙がない

こんにちは!河合塾マナビス経堂校です。
気温が20度を超える晴れた暖かい日があったと思えば、突然雪が降ってきたりと天気が不安定ですね。
春に3日の晴れなしとはこういうことですかね。


さて、最近はニュースを見ていても新型コロナウイルスの事ばかり取り上げられています。
休校措置や卒業式の中止、施設の休館やスポーツ観戦の中止など、突然の事態に驚いた方もいると思います。


SNSの力もあってかコロナに関しての偏見やデマが一瞬で広まることも多いですね。


突然ですが、皆さんは【予言の自己成就】という言葉を知っていますか?
これは、真か偽か分からない(根拠のない)予言でも、人々がその予言を信じてその通りに行動してしまうことによって
結果的に予言が実現してしまうという状態をいいます。
社会学者マートンが名付けた理論です。


例えば、1973年オイルショック時に起こったトイレットペーパー騒動。原油価格高騰から「紙が不足する」という噂が立ち、それを信じた人々の買い占めが始まり、マスメディアが大きく取り上げ、それを見た人々が不安に駆られて更に買い、本当に売り場から紙類が消えてしまったという事例があります。
教科書で、トイレットペーパー売り場で闘っている人々の写真を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

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おや?

今、日本でも同じ事態が起きていますね。


コロナによって紙がなくなる!というデマが拡散され、買い占めが起こり、トイレットペーパーの品薄状態が続いています。デマとは分かっていても、実際にドラックストアに毎朝列ができている様子や、からっぽになった売り場を見てしまうと、不安になってしまいます。


オイルショックからもう何十年と経っているのに、変わらないですね。



ウイルスも買い占め騒動も、早く収まってほしいものです。