2023年10月9日月曜日

AAによる学部紹介!! 第十四弾 ~早稲田大学先進理工学部応用化学科~


こんにちは。

今回は早稲田大学先進理工学部応用化学科について紹介したいと思います。

1 早稲田理工について

 早稲田の理工生は基本的に西早稲田キャンパスに通います。このキャンパスはなんと駅直結で、副都心線西早稲田駅から徒歩0分です!

 西早稲田キャンパスは早稲田生の間ではそのメタリックな見た目から「工場」と呼ばれることもあり、質素な印象を受けますが、建物の中は実験設備が充実しています。他にも、理工系の本を扱った理工学図書館や食堂、学生ラウンジなどがあります!

 キャンパスは文系のキャンパスと離れているものの、徒歩15分もあれば着ける距離にあります! 理工生の中でもサークル活動をする人や教職を取る人はよく利用します。

 理工学部は大きく基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部の3つから構成されます。基幹理工学部は数学や情報理工学などを扱っており、創造理工学部は建築学や機械工学など、社会を豊かにする研究分野を扱っており、先進理工学部は物理学、化学、生命化学といった自然科学を扱っています。

2 授業について

 理工生は理工学基礎実験という実験科目をどの学部学科の人も1,2年生の間で履修します。通称「きそじ」とも呼ばれるこの実験科目は時間の長さ(10時40分~17時すぎ)や内容の難しさなどから理工生の大変さを象徴するような科目となっていますが、2人1組で実験をすることもあり実験を通して同じ学科の同級生と仲良くなったり、実験が好きな人は癒しの時間となったりと、理工生のきそじへの印象は様々です。きそじは物理、化学、生物など様々な科目を扱っており、自分の専門外の実験も行います。応用化学科の私にとって、普段あまり触れない物理の実験がちょっとした楽しみになっています。

 応用化学科の授業は、前述の理工学基礎実験の他、化学をはじめとした理系の授業や英語・第二外国語の授業があります。化学の授業は、教授にもよりますが、基本ペースが速くてついていくのが大変…。復習で教科書やレジュメの内容を確認して次の授業を受けられると教授の話が理解しやすくなります。高校までと一緒ですね。英語の授業は高校までと変わって、英作文や英会話が割とメインになります。準備を怠らなければ大丈夫! 第二外国語は先生が面白いので基本楽しいです。私は中国語を取っているのですが、暗唱さえ乗り切ればあとは楽しめます。

 3年生になると研究室配属が決まります。自分の行きたい研究室に入るためには、それまでのGPA(学校で言う評定のようなもの)が高い値である必要があります。そのため、勉強も手を抜けません。しかし逆に言えば、良い研究室に入りたいというモチベーションができ、勉強が捗ります! いつになっても勉強は大事ですね。

3 食事について

 次に理工生の食事について紹介します!

 先ほど触れたように、キャンパス内には食堂があります。食堂ではカレーや鮭丼が人気です。その他ラーメンや定食などもあります。

 理工キャンパスには食堂以外にもパン屋やからあげ丼専門のお店、そして日替わりのキッチンカーなどがあり、食に関してはかなり充実していると思います! 個人的にはパン屋のカレーパンが大好きです。

 とはいえ、持参弁当などでお腹を満たす学生が多いのも事実。キャンパス派と持参派で半々くらいだと思います。ここはお財布とにらめっこして決めましょう。

4 サークルについて

 続いては、サークルについてお話したいと思います。

 早稲田大学のサークルはとにかく数が多い! 早稲田生が多いだけに、様々なサークルに人が集まります。

 私が主に所属しているサークルは早稲田交響楽団(通称ワセオケ)です。ワセオケは100年を超える伝統のあるサークルで、国際青少年オーケストラ大会で優勝したことを機に3年に1度ヨーロッパツアーを挙行しています。活動日は月・水・土の週三回で、18時~21時と練習は夜がメインです。授業後にサークルも…と思うかもしれませんが、サークルは別物です。同じ志を持った仲間と好きなことに打ち込む時間はなんといっても最高です! 発表会で良い演奏ができるように、日々練習に励んでいます。

 サークル選びは大事です。自分に合ったサークルを選んで、大学生活を謳歌しましょう!

5 最後に

 受験の最中で大変だとは思いますが、大学に入ってしまえば刺激的な毎日が待っています! 受験を乗り切って、大学生活を楽しみましょう!


2023年9月23日土曜日

モチベーション

 久しぶりの投稿になります。お久しぶりです!
 みなさん夏休みは有意義に過ごせましたか。計画的に進められた人、思うようにできなかった人、さまざまいると思います。ひとまずお疲れさまでした。
 ただ、受験生にとってはこれでゴールではありません。本番はもう少し先です。夏休みが終わって気が抜けてしまったり、模試の成績が振るわず悩んでいたりする人が多いのではないでしょうか。9月や10月は何かと悩む人が多いと思います。そこで今回はモチベーションの保ち方についてお話できればと思います。

 受験期に悩む原因として一番大きなものが成績が伸びないことでしょう。特に、夏休みに頑張って勉強したにもかかわらず成績が悪いと落ち込みます。しかし、成績ってそんなにすぐに上がるものなのでしょうか。僕自身の経験と今までの受験生の傾向からして、夏休み直後に成績が上がる生徒は限りなく少ないです。つまり、僕からお伝えしたいことは模試の成績などはそこまで気にしないでほしいということです。
 成績が上がる子は受験の直前期になって上がる印象です。9月10月の時期にめげずに頑張った人が最後の最後に伸びるのです。どうかみなさん、今の時期に成績が伸びないからと言ってネガティブにならずに頑張ってほしいです。今後、伸びる余地があるのに落ち込んで勉強ができなくなってしまってはもったいないです。

 また、別の悩みの原因は単純にやる気が出ないことだと思います。夏休みに頑張って勉強して燃え尽きてしまい、気持ちが乗らなくなってしまうのです。しかし、残りの本番までの期間ずっと100%で勉強し続ける方が難しいです。気持ちが切れてしまう期間があっても何も不思議はないです。問題はこのようなやる気の出ない期間をどう乗り越えるかです。やる気が出ないからしょうがないからといって、サボり続けてしまえばあっという間に受験期になってしまいます。重要なことはメリハリをつけることです。やる気が出ないときにはしっかり休息をとり、休んだ後は切り替えて再び勉強に戻ることがベストです。冬の直前期に備えて適度な休息をとりながら9月10月を過ごせると良いですね。

 いかがでしたでしょうか。みなさんにとって少しでも意味のあるお話だったら幸いです。


2022年9月20日火曜日

AAによる学部紹介!! 第十三弾 ~学習院文学部哲学科~

こんにちは!

学部紹介第十三弾、今回は学習院大学文学部哲学科について書いていこうと思います!

1. 学習院大学について

まず、学習院大学についてです。

学習院は目白にしかキャンパスがなく、とてもこじんまりとしています。キャンパス内は緑も多く、都会のど真ん中ながら落ち着いた雰囲気になっています。
目白駅から徒歩30秒もないという便利な場所ですが、建物自体はやや奥まった場所にあるので門から10分はみておかないと遅刻する羽目になるので注意です......笑

私は入学したのが丁度コロナが流行り出した年でしたので、初めの1年は全く学校に行きませんでした。zoomでのブレイクアウトルームの時間などを利用してなんとか友達を作っていました。学科の特性上、対面の必要性がない授業がほとんどで、いまだに対面での授業は2コマしかなく、キャンパスライフって何ぞや状態ですが、それなりに楽しく大学生活を送れています!

ちなみに私はサークルに入っていないのでサークル活動についての知識が皆無です......すみません......。今は活動自体はされており、忙しい子は本当に大変そうです。




2. 文学部哲学科について

次に学部学科について紹介していこうと思います。

文学部には8つの学科があります。哲学科史学科日本語日本文学科英語英米文化学科ドイツ語圏文化学科フランス語圏文化学科心理学科教育学科です。
学科同士の交流はほとんどなく他の学科がどのようなものなのかあまりわからないのですが、文学部では毎年『文学部がわかる小事典』が刊行されており、講義の内容や先生についてかなり詳しく書かれているので、大学を訪れた際に是非貰っておくと良いと思います。

さて、私が所属している哲学科ですが、哲学というと小難しいことを考えている真面目なイメージをよく持たれます。哲学科は本当に真面目に勉強をする人が多く、あながち間違っていないのですが、わりと明るく大学生活をエンジョイしています!

一口に哲学科と言っても、実は二つのコースに分かれています。哲学・思想史系美学・美術史系です。1年の頃は演習こそ分かれていますが、正式にコースを決定するのは2年の時です。
私が選択しているのは美学・美術史系で、中でも西洋近代美術が専門です。美術史では、日本・東洋美術西洋美術、西洋ではさらに近代以前と近代以降に分かれており、2年の頃に日本・東洋or西洋、西洋では3年の頃に近代以前or近代以降の選択をすることになります。

先ほども書きましたが、哲学科には真面目な人が多いです。というのも、真面目にならざるを得ないからです。レポート課題がめちゃくちゃ多いんです。各授業で200~1,200字程度の課題が毎回出されるうえ、学期末には試験の代わりに最低2,000字から10,000字程度のレポートがあります。成績に関わるものがほとんどで手を抜くことができず、学期末には毎度悲鳴をあげています。

特に大変なのは演習の授業です。必ず20分程度の発表をしなければいけないので、演習を3コマほど取らなければいけない3年では、別の授業の発表が重なってしまうとその準備で日々が過ぎていきます。西洋近代美術では、発表とレポートの形式と内容をどちらもかなり深く突っ込まれるので本当に大変ですが、どこに出ても恥ずかしくないぐらいには鍛えられます!

また、哲学科では原典購読を重視しています。従って、哲学系ではラテン語やギリシャ語、美術系では専門に合わせてフランス語やイタリア語などの習得が求められます。卒論では5冊程度の外国語文献の参照が必要になってきます。語学の授業の単位は比較的取りやすいですが、軽視せずにきちんと取り組んでおくことをおすすめします。

ここまで哲学科は勉強が大変だという話しかしていないのですが、哲学科の教師陣は自身の研究に熱心な方が多く、授業も熱量が高いものになっています。多くのことを学び得ることができるので、満足度が高くて面白い学習をすることが出来ると思います。


    


3. 学芸員課程、司書課程について

最後に資格課程に関して少しだけ紹介します。

文学部では主に教職課程学芸員課程司書課程を取ることができます。
私が取っているのが学芸員課程、司書課程なので、その2つに関しての説明となります。

学芸員課程と司書課程の両方を取る人は一定数いますが、2・3年のコマ数がかなり多くなり、課題も当然多くなります。学部の単位、サークル活動などとの兼ね合いに気を付けてください。ちなみに教職課程はその2つよりも大変らしいです......。

① 学芸員課程

学芸員課程は学芸員資格を取るための授業です。注意しなければいけないのは、学芸員資格を取ったからといって必ず学芸員になれるわけではないことです。あくまでも学芸員として働くための前提の資格を得ることができるだけです。

学芸員課程の講義を正式に取ることができるのは2年生からです。2年になる前に説明会があり、その出席履修費書類の提出を経て学芸員課程を取ります。2・3年で主に講義の単位を取り、4年では博物館実習が始まります。実際の博物館へ行き、学芸員の方から様々なことを教わります。

学芸員課程の単位は卒業必要単位に含まれません。学部の単位にプラスして取らなければいけないうえに、資格取得のための単位なのでレポートもかなり多いです。3年からは学部の演習や就活もあると思うので、なるべく早めに単位をとるのがおすすめです。


② 司書課程

司書課程は図書館司書資格を取るための授業です。これも学芸員課程と同じく、司書資格を取っても必ず司書としてすぐに働けるわけではないことを念頭においてください。

学習院大学で司書課程を取る場合、授業自体は学習院女子大学で行われているものを取る形になります。コロナ禍ではオンラインなのでほとんど関係なかったのですが、通常は学習院女子まで行かなければいけないのが大変です。(学習院から歩いて20分ほど、バスもあります)

司書課程も正式に取ることが出来るのは2年からです。学芸員と同じく、説明会への出席と履修費と書類の提出が必要になります。実習はなく、2・3・4年で講義を取るのですが、演習の授業が多くなっており課題も大変です。司書課程も卒業必要単位に含まれないため、早めに単位を取っておいた方が良いです。


4. まとめ

以上、学習院文学部哲学科の紹介でした!

課題が大変だということをさんざん書いてきましたが、授業の内容や資料は本当に充実しており、周りの人も同じように頑張っているので、勉強はとても楽しいです。哲学または美術を本格的に研究したい人にはピッタリの学科だと思います。

学習院文学部哲学科でお待ちしております!